第3回フォーラムが開催されました
なごみの郷は、普段、買物や病院への同行、庭木の剪定など、高齢者の生活支援活動をしているのですが、年に数回、会員さんを対象としたイベントも開催します。今回は6月に催された第3回フォーラムのご報告です。フォーラムの語源は、古代ローマの集会場のこと、転じて「情報を交換し合う会合」を意味するそうです。なごみの郷の会員は平均年齢70数歳、健康寿命が気になる方ばかり。フォーラムの内容も自然と健康や終活に関する啓蒙情報が中心になります。
フォーラムでは毎回、法人会員や理事のツテを頼み、その道の専門家に講演をお願いしてきました。今回も5名の先生に講演を依頼。すべてが貴重なお話でしたが、歯科医院の医院長先生によるデータ分析が秀逸と感じられたので、ご紹介いたします。
皆さん、人生100年時代といわれ、平均寿命が伸びていることはご存じですね。2016年時点で、女性86才、男性80才です。でもこれは統計上の数字なのです。実際に日本人の多くは何歳まで生きるかというと、女性で93才、男性で87才。平均寿命より男女とも7年長い。これは最頻値と言って、実際に亡くなる方の数が一番多い年齢を指します。(グラフを貼っておきます)
今80歳の人が、平均寿命を基準に「私はあと6年頑張ろう!」なんて考えていたら、それは間違いですよ。ひょっとするとあと13年生きなきゃならないのです。だからね、健康寿命を少しでも延ばそうという努力が大切なのです。
うれしさと、勘弁してくれの想いが混在し、会場には苦笑いが広がります。80歳からの13年、75才からあと18年という「長き人生」を想定していなかった方が殆どだった様子。しかし数字は正直。そう簡単にお迎えは来てくれないことがはっきりわかってしまったのです。
なごみの郷スタッフにとっても、他人事ではありません。なごみの郷は設立3年。正直、まだよちよち歩きです。これからは言い訳抜きで、人生100年時代を支えていけるしっかりした組織にならねば!と意を新たにした次第です。
第3回「なごみの郷フォーラム」のご報告&プチ決意表明でありました。
いつも最後までお読みいただき、感謝申し上げます。ありがとうございます。