半年に1回の庭の剪定。 プロ並みの技に助けられています。
福田 雅宣さん(70歳)
東京都心で生まれ育って、忙しく飛び回って仕事をしてきたけれど、健康なうちに自由になろうと、65歳で仕事をセミリタイヤして、ここに越してきました。地元の農家さんに教えてもらいながら家庭菜園を庭でやるようになって、今は、キュウリ、ナス、トマト、トウモロコシ、枝豆、ホウレンソウ、小松菜、キャベツ、白菜、ブロッコリー、そら豆と、季節ごとにいろいろな作物をつくっています。とれたての野菜は本当においしくて最高。東京から遊びに来た親戚や知人にあげると本当に美味しいと喜んでくれます。畑仕事は自分でやりますが、庭をぐるりと囲む長い生垣と、マキの木の剪定は体力的にも技術的にも難しく、「なごみの郷」の剪定のサポートを半年に1回、お願いしています。だらしなく伸び始めていた枝を手際よくきれいにしてくださってとても助かるし、技術がプロ並みの方もおられて、普段の手入れのアドバイスもしてもらったり。植木屋さんに頼んだら何万円もかかるはずです。だんだん顔なじみになって、趣味の話や他の相談ができたりするのもいいですね。私も何かできることはしようと、買い物・病院同行のサポーター登録はしています。  
植木屋の父から習ったことが、 ここで活きるとは思わなかった。
滝沢美作さん(77歳)  吉原金二さん(69歳)
(滝沢さん)雑木林があるこの辺りの風景が生まれ育った土地と似ていて、それが気に入って2年前、75歳の時に移住してきました。「なごみの郷」のスタッフの方から、何かサポートをできますかと聞かれて、剪定ならできるよと。実家が埼玉の浦和の農家で、植木屋もやっていて、親父の手伝いを子どもの頃からさせられていたんです。この木はこう刈る、これは刈っちゃいけない、鋏はこう使うんだとか親父に教わりながら、当時はイヤイヤ手伝いながら身についていた技術。ここでこんなに感謝されるとは思いませんでした。お正月に向けて庭木をきれいにしたい人は多いから秋冬はけっこう依頼が多くて忙しいですよ。 (吉原さん)移住して2年。自分の庭や畑の作業に慣れて他の人をサポートできる余裕ができたので、今年から草刈りや剪定に参加し始めました。剪定はプロ並みの滝沢さんに付いて、まだまだ修行中です。やってみるとこれが楽しいんです。みなさん、大変だから頼んでくるわけで、やればけっこう大変。でも汗を流しながら作業して、終わってきれいになったと木は爽快。お手伝いした家の庭木は、その後も気になって、近くを通ると枝の伸び具合を眺めたりしています。  
主人と私を車に乗せて 何度も病院に行ってくださいました。
鈴木 美代子さん(00歳)
主人とは北八ヶ岳の山小屋のアルバイトで出会って結婚して、山形の蔵王坊平高原でペンションを35年、一緒に経営してきました。そろそろリタイヤしようかと2010年の秋にペンションを譲って、こちらに移り住みました。鹿嶋に来た頃はよく里山ハイキングをしていましたね。私は絵を描くのも趣味。私が途中で描き出すと、主人はタバコを吸ったり本を読みながら待っていてくれました。無口な人でしたけど、移住者のサークルの事務局の仕事や草刈りのサポートもやったり、人のために働くことが好きでした。そんな主人に、2018年の暮れに肺ガンが見つかって、それからよく利用させていただいたのが病院同行サポートです。私は運転ができないので、半年間、主人と私を車に乗せて、小山記念病院や大野診療所に何度も連れて行っていただきました。よくサポートに来てくださったのは白田さん。運転も確かで安心でした。最期のときは1日に2回も行ったり来たりしていただいたりもしました。とても助かりました。
暇だからやってみようかなと思って、 始めたサポートでした。
白田 好明さん(70歳)
僕は生まれ育ったのがこの近くなんです。建築の仕事をして東京に住んでいましたが、もう歳なので、故郷に近づくような気持ちで1年半前に移り住みました。子どもの頃は手伝わされて嫌だった畑仕事が今は楽しいです。サポーターになりませんかと誘ってもらって、独り身で暇だしやってみようかと、病院同行や買物同行のサポーターになりました。その最初のサポートが、ガンの治療に通院される鈴木さんご夫妻からの依頼でした。週に1、2回の通院でした。私の小さな車でしたが、スピードは出さず安全運転で病院にお連れして、1時間半くらい終わるまで待機して、またお二人を乗せて帰るサポートでした。ご夫妻にとって大変なときだったと思いますが、車の中では体の状況やお子さんのお話など、いろんな話をしてくれました。奥様からお惣菜のおすそ分けをいただいたり、私からは畑でつくった野菜を差し上げたりもしました。誰でもいつ病気になるかわからない。助けられる人が助けるのは当たり前のこと。ご主人が亡くなられてからも、奥さんの買物同行のサポートは続けています。